
設計への思い・小滝貢/メディカル施設をデザインする。
建築家は英語でアーキテクト(architect)といい、アートとテクノロジー(技術)の融合を図る人間として定義されています。
アートとテクノロジーのどちらが優先されるかは、建築家のポリシーによって、
また状況によって異なるわけですが、我々の建築は技術優先がほとんどです。
アートとテクノロジーのどちらが優先されるかは、建築家のポリシーによって、
また状況によって異なるわけですが、我々の建築は技術優先がほとんどです。
また、自然と人工的な建築物の融合もこれからさらに大切になってくる大きなテーマです。
病院設計(歯科医院)は、機能性、情報、システム、技術、工学、社会システム、法律、経済などの
テクノロジーによって規定されており、個人の趣味による嗜好は機械のようなシステムに入る余地は極めて少ないのが現実です。
個人の嗜好だけではではなく、経営者(歯科医)として患者さまとの接点を考えたとき、初めて生まれる新しいカタチがあります。
私はそんな考えのもと、「空気、音、光」というカタチのないものにこだわり設計という仕事を行います。
正直、なかなか始めのお打ち合せ段階では、お伝えしづらいのですが、
完成したとき100%その価値は実感出来、患者さまにもそれは必ず伝わると自負しております。
個人的なお話でありますが、私はアウトドアが大好きで、よく山に出かけます。
その何ごとにも代えがたい「開放感や清々しい気持ち」、その「自然の持つ力」が私たちの創りだす設計には、息づいています。
30年以上この仕事に携わる、私が考える「メディカル施設をデザインする」魅力はここにあるのです。